防水仕様:サラセーヌ通気緩衝AV工法 サラセーヌAV-KK50T
施工面積:1,368㎡
今回の現場は 宮城県内の某会社施設屋上防水改修工事をご紹介いたします。
既存防水層に全体的な劣化が確認された為、ウレタン塗膜防水システム「サラセーヌ」で施工を行うことになりました。AV工法は防水性はもちろんですが、通気効果と緩衝効果を併せ持つ孔あきタイプの通気緩衝シート「サラセーヌAVシートブルー」を用いて、防水層を部分密着させることで、密着耐久性に優れた防水層を実現する工法です。
全面的に経年劣化の影響が見受けられた為、既存防水層を撤去し、樹脂モルタルで下地調整を行いました。
接着剤塗布後、通気シートを敷設します。通気シートを敷設する事で下地の水分を逃がし、防水層のフクレを防止する効果があります。また、建物の挙動にも追従する事が出来るので、防水層の破断防止効果もあります。
通気シートの上から、防水材を塗布します。孔あきタイプの通気シートなので、防水材が下地と部分密着する事により、優れた接着性を発揮します。
シート目止め材硬化後、防水材を塗布していきます。立上り部・架台部の密着工法で施工する箇所は、均一な膜厚を確保する為に補強用クロスを防水層の間に敷設し、立上り用防水材を塗布します。
防水材硬化後、アクリルウレタン系保護仕上材を塗布します。保護仕上材は防水層を紫外線から保護する重要な役割を担っております。