今回の現場は 多賀城市末の松山浄水場の防水改修工事をご紹介いたします。
防水性はもちろんですが、定期点検等で人や台車等が頻繁に防水層の上にあがる事を考慮し耐摩耗性・耐久性が優れ、表面強度もある『サラセーヌタフガイAV-A45Tフッ素工法』を施工いたしました。
防水施工前の下地状況になります。全面的に経年劣化の影響が見受けられました。
接着剤塗布後、通気シートを敷設します。通気シートを敷設する事で下地の水分を逃がし、防水層のフクレを防止する効果があります。また、建物の挙動にも追従する事が出来るので、防水層の破断防止効果もあります。
通気シートの上から、防水材を塗布します。孔あきタイプの通気シートなので、防水材が下地と部分密着する事により、優れた接着性を発揮します。
防水材硬化後、高強度形防水材を塗布していきます。立上り部・架台部の密着工法で施工する箇所は通常、補強用クロスを防水層の間に敷設しますが、サラセーヌタフガイ工法であれば補強用クロスを省略しても、十分な強度が確保できます。
高強度形防水材硬化後、抜群の耐候性・耐久性があるフッ素樹脂系保護仕上材を塗布します。フッ素樹脂系保護仕上材は紫外線から長期に渡り防水層を保護し、建物の長寿命化を図る事ができます。また、アルカリ性・酸性などの化学薬品や各種溶剤に対しても優れた耐薬品性を持っているので、塩害に悩む海岸部や化学工場地帯などにも、安心してご使用できる保護仕上材となります。